ローズマリーからハーブチンキを作る方法 分量とレシピつき
こんにちは。
オーダーメイドハーブのお店「さなぎハーブ」を運営しています。
ホダカです。
今日は「ローズマリーチンキ」の作り方を紹介しようと思います。
ローズマリーチンキとは?
ハーブの1種「ローズマリー」から作り出した「ハーブチンキ」のことです。
そもそも『チンキ』とは・・・
チンキ(蘭語 tinctuur、独語 Tinktur、英語 tincture)、生薬やハーブの成分をエタノール、またはエタノールと精製水の混合液に浸すことで作られる液状の製剤
のことです(wikipediaより)。
ローズマリーは抗酸化作用があり、肌の若返り作用が期待されることからよくチンキとして利用されます。
ローズマリーチンキの材料
- 乾燥させたローズマリー
- 無水エタノール
の2つです。
用意するローズマリーはハーブショップなどで売っている市販の物でもよいですが、できればフレッシュなものを自宅で乾燥させて用いた方がいいです。
枝ごと収穫して風通しのよい場所で乾燥させると、葉っぱが簡単にしごいて落とせるので、葉っぱのみを利用します。
できあがりのチンキの色の鮮やかさに格段の違いが出ます。
無水エタノールはホワイトリカーなどでも代用できます。
ホワイトリカーを使うと琥珀色っぽくなってしまうのですが、エタノールが肌に合わないという方にはおすすめです。
ローズマリーチンキの作り方
ふたの付いているビンを用意して、煮沸消毒したあとに水気を取り除きます。
そこに乾燥させたローズマリーとエタノールを入れていきます。
分量は様々のようですが、わたしは
ローズマリー(乾燥)1g にたいして、 無水エタノール10g の割合で作っています。
入れ終わったらふたをして2週間ほど 直射日光のあたらない場所で! 保管します。
2、3日ほどに一回軽くビンをふって、かき混ぜるとよく抽出されます。
できあがったらろ紙などで濾して、再びビンに入れて暗所で密閉して保管すると1年くらいは使うことができます。
↑写真はエタノール漬けして1週間たったもの
すこしわかりにくいですが、鮮やかな深緑に染まります。
ローズマリーチンキの利用法
わたしがよく使うのは、バーム(軟膏)とせっけんなのですが、入浴剤などにも利用できたりと用途は幅広いです。個人的には染料などにも使えるんじゃないかと思っています。
↑写真はハーブせっけん。せっけんの素地にローズマリーチンキ、砕いたタイム、エッセンシャルオイル、はちみつを練りこんでいます。
↑写真はハーブバーム(軟膏)。今回作成したローズマリーチンキをワセリンになじませることで作っています。爽やかな香りと、目に優しい色合いが好評です!
ローズマリーチンキを作るときの3つの注意点
- 直射日光にあてない
- 枝などは使わず、葉っぱのみを利用する
- 市販の物でなくフレッシュなものを使う
日光にあてると鮮やかな色合いが損なわれます。チンキもそうですが、それを利用した制作物も直接光の当たらないところで保存してください。
色味のよさを追求するのであれば葉っぱのみを、それもできるだけフレッシュなものを自宅で乾燥させた方がいいものができます。
まとめ
ローズマリーチンキは様々なハーブアイテムの作成に使うことができとても便利です。
多少の手間はかかりますが、興味がある方はぜひ作られると楽しいと思います。